兄貴がミカエルになるとき

一人勝手に、モニターに映るリチャードの顔を見ながらそんなことを思索していると、今度はティムさんが「あんたとのストーリーは過去の世界に埋没させたいんじゃないの?」とリチャードに向かって言った後、おどけた表情を浮かべた。

まるでアニメに出てくるような明確なコミカルフェイス。

こんな顔は日本人にはできないと、また感心する。

ヒヒ、と意地悪い笑を送ってきたティムさんを睨んでから、「じゃあ、ボクとアキとのストーリーを今語ってあげよう」と、リチャードは勝手に話し始めた。