タクシーがホテルの前に到着すると、一応部屋に入るところを見届けていくからと、明美さんは料金を払って一緒にタクシーを降り、ホテルの部屋までついてきてくれた。
「明美さん、なんか淋しいからお茶でも飲んでいってよ」
「お茶? この時間にお茶?」
「あ、じゃあビール。冷蔵庫に入っているから」
お店で明美さんに送ってほしいと言ったときに見せたと同様の怪訝な顔をして、明美さんはそれでも「お茶でいいわよ」と、部屋の中に入ってきた。
部屋にセットされているお茶のセットから、ダージリンのティーパックで紅茶を入れた。
明美さんはカップの中の液体をしげしげと見つめ、「なんだか、紅茶を飲むって久しぶり。いい香りね」と言って紅茶をずずっとすすり、あっつい! と顔をしかめた。
「で、なんなの? わざわざ私を部屋に呼ぶなんて、なんか用?」
さすが毎晩たくさんのお客さんの相手をしているだけあって、なかなかするどい。
いや、うーんと……。真相を聞きたくて、ママと昔からの知り合いの明美さんをわざわざ連れてきたわけだけど、いざ2人になって正面から尋ねられると、なかなか切り出しづらくて、言葉が出てこない。
「明美さん、なんか淋しいからお茶でも飲んでいってよ」
「お茶? この時間にお茶?」
「あ、じゃあビール。冷蔵庫に入っているから」
お店で明美さんに送ってほしいと言ったときに見せたと同様の怪訝な顔をして、明美さんはそれでも「お茶でいいわよ」と、部屋の中に入ってきた。
部屋にセットされているお茶のセットから、ダージリンのティーパックで紅茶を入れた。
明美さんはカップの中の液体をしげしげと見つめ、「なんだか、紅茶を飲むって久しぶり。いい香りね」と言って紅茶をずずっとすすり、あっつい! と顔をしかめた。
「で、なんなの? わざわざ私を部屋に呼ぶなんて、なんか用?」
さすが毎晩たくさんのお客さんの相手をしているだけあって、なかなかするどい。
いや、うーんと……。真相を聞きたくて、ママと昔からの知り合いの明美さんをわざわざ連れてきたわけだけど、いざ2人になって正面から尋ねられると、なかなか切り出しづらくて、言葉が出てこない。


