「ねー、京介くん」




「・・・」




「京介くんー!」




「・・・」




「京介くんってば!」




「何だよ!?」




「き、緊張・・・さっきの・・・おまじない・・・緊張の・・・効かんのんだけど」




また相生だ。




さっきから、キャスターをすることに緊張していて、
俺にべったりとくっついて
緊張を解く方法を聞いてくる。




はじめは、緊張している相生も可愛いなって思っていたが、
かれこれ1時間はこの状態だ。
さすがにめんどくさい。