相生に背中を押され、俺は、不思議と緊張が和らいだ。 大好きな相生からのエール。 俺は完全に舞い上がっていた。 待ってろ! 絶対に1位で帰ってくるからな。 常盤と共にスタートラインに立つ。 住岡と3-1は最終コーナーを曲がっても ほぼ同時。 スタートダッシュで決まるな、この勝負。 咄嗟にそう思った。 そして、俺と常盤はほぼ同時にバトンを受け取った。