会場へ到着。 俺は、自分の荷物を置きもせず、 住岡、高柳、大島の三人をトイレの前に呼び出した。 「なんや?ばばか?」 なんで大きい方をするのにみんなを集めるんだ。 「そうやなくて、お前らのこと」 俺は住岡と高柳を指差す。 二人とも顔を合わさない。 「仲直りして」 二人が顔を見合わす。 「誰がこんな関西暴力馬鹿と仲直りなんかするか」 「うちかて、こんな薄情モンと仲良うしたないわ!」 「いい加減にしろよ!」 二人とも黙る。