『王子様に会いたいよー』
「にゃんっっ」
あたしが叫んだとたん、猫ちゃんはあたしの腕の中からスルッと逃げ出しあたしを置き去りにした
『ううっ…猫ちゃんにも嫌がられた』
もう、あたし本当についてない
コツン...コツン....
バサバサ
今度は後ろから足音。
真っ暗で街灯があるだけ周りにはお店も何も無い。
あたしはもちろん、暗いところは苦手だし本当に怖い
おとなしく、言いなりになってれば良かった。
っと今更、後悔をしている。
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