あいつの顔を見れなくて、ずっと下を俯いていた。 でも、反応が無い。 怪しいよね?あの性悪なら、 「ほら言ったとおりだろうが?」 とか言ってクスクスと笑いそうじゃない? もう、なんなのよ? でも、恥ずかしくて上向けない。 いや、でもここは上向くべき?いやいや、それはね馬鹿にされそうだし… 「何お前。また妄想してるの?」 くぃっとあたしの顎を持ち上げて床から視界があの顔に移った。 王子の顔はクスッと楽しんでいるかのように意地悪く微笑んでいる。