性悪な彼のオモチャ





悪い子のあたしは、授業中に大河君宛てにメールを送った。



《今日…暇ですか?》



大河君からの返事は、意外と早かった



《大丈夫だよ。なんかあったかな?》



《あの…あたしと会って下さい》



《いいよ、じゃあ学校迎えに行くよ》



そうして、会う約束をして終わった。



でも、隣から鋭い視線がきていたのをあたしは知らないでいた



「お前、さっきから誰とメールしてんの?」



彼方君が頬杖つきながらあたしを見た。



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