Classbook




「じゃ、また。連絡しろよ」

「いや、袴田君が連絡してください。私、そんなに几帳面じゃないんで」

「はいはい。じゃ、明日遅刻するなよ」

「しません。袴田君がじゃないから。」

「あーわかったわかった、じゃーなお休み!」

「おやすみなさい」


親切に私のアパートまで送ってくれた袴田君とお別れです。

だんだんと遠ざかっていく車をアパートの中に入らずに見送る。

それと同時になぜか襲ってくる寂しさ。

今さっきまでものすごく眠たかったのに眠気なんて覚めてしまった。


「…はっー」


車が見えなくなってから一息をついてアパートに入り自室に向かう。

なんだ、この寂しさは。

心の中がぽっかりと。

そんな感じ。

気づいたらボーっとしてて。

何も手につかなくて。

明日から仕事だから寝たいのに寝れなくて。

それがまたイライラして…

どうも、無限ループにはまってしまったようで。

もともと一人では寝つきが悪い方だった。

だから、実家に帰ったときとか、必要以上に寝てしまう。

それに最近は徹夜が続いていたら、それで、ごまかしがかかったように家に帰ると寝ていたけ
ど、浅いねむりで。

でも、こんなこと誰にも言うことができなかったから。

布団の中で、もらったネックレスを握り、無理やり目をつぶる。


「…」


ねれないけど、日が昇るまで待つ。

そしたら、いつも間にか浅い眠りだけど寝れるから。