やさしい悪魔




あれから一週間。


「あ、あのギャル三人。やっぱりソウタ達と同じクラスなんだね」


アキが窓の外を見ながら呟くかのように言った。

外に彼等がいるのだろう。見る気になれないあたしは、机の上で突っ伏する。


ソウタ君からはやっぱり連絡がなく、気に入って即買いしたワンピースもしまったままだ。

このまま何もないまま終わっちゃうのかな。


……。

いやいや、何も始まってないし。


てゆーか、

あたしは始めようともしてない。

何かあるたびにネガティブになって、好きな人に背中を向けて、逃げていたも同然だ。


そんなんでソウタ君があたしのこと好きになんてなるわけないじゃん。