やさしい悪魔



あ〜、暑い。

だんだんと汗ばんでくる季節になってきた。

こういう日はゲーセンで涼むか、アイスクリーム屋さんに行くべきだ。

空は雲ひとつない晴天で、日差しがあたし達を照りつける。


夕方になってもこの暑さだと、夏本番になったらどうなっちゃうの?てくらいなんですけど。


曲がり角を曲がると、アキが急に立ち止まった。


「ちょっ、どうしたの?ぶつかっちゃうよ」

「……」

「アキ?」


返事はなかった。

むしろ目の前をみすえているというか、睨んでいるというか。



「ミチ。ちょっと、見てよアレ」