やさしい悪魔




「愛しのソウタ先輩を見れて良かったわね。」


まったく感情はこもってないが、なんだかんだいいながらアキは隣にいてくれる。


このまま、ずっと見てるだけなの?って聞かれたら、

あたしはすかさず「うん」と言うだろう。


ーーだって、ソウタ先輩は……。


何を隠そう「年下がキライ」なんですって!


年下って……、あたしの事を言われているようなものだ。