やさしい悪魔






別れの日はすぐにやってきて、あたし達はあっさりとバラバラになった。


たかが一年しか一緒にいなかったけど、いつもあたしの教室まで迎えに来て、

毎日あたしを家に送ってくれて、


休みの日には必ずデートをしてた。


会わない日はなかったくらい、あたし達はひたすらお互いを好きな気持ちだけで過ごしてきた。


「俺な、絶対ミチと結婚するわ」

「コウスケ、それはいい過ぎでしょ!」

「ちゃうわアホ。そんな気がするねん。これは俺にしかわからんわ」


コウスケといたこの一年間が濃くて、お別れの日には一週間経っても、一年経っても泣き続けた。


いなくなってから気づく事の方が多くて。