やさしい悪魔





「あんなだらしなくて、女の弱いところに漬け込む奴なんて、早く忘れなよ。散々傷ついたってのに、また繰り返すことになるよ」


アキがこんなに言うのもわかる。

だって、コウスケはーー。



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「俺、ミチの事好きやで!」



それはまだあたしが中学生の頃。

あたしはコウスケと一緒に帰っていた時の事だった。


とは言っても、コウスケはあたしよりも二つ上の中学三年生。先輩だ。

甘いルックスで、当時はかなりモテていた。



「あっ……ありがとう」

「ほっぺにチューしてな」



ほれほれ、と言わんばかりにあたしに頬を近づける。