やさしい悪魔





一口食べた時、それはそれはもうこの世のものとは思えないような、そんな味がした。

わかりやすく言うと、あたしの中にソウタ先輩が入ってきたような。

そんな感覚につつまれ……




「やかましいわ!!」




容赦ないアキのツッコミ。


「ごめんって〜。でも、やばくない?手料理だよ?男の手作りだよ!」

「それは……確かにヤバい。」

「でしょでしょ?アキもそう思うでしょ?」


さすがのクールなアキもこればかりは何も言えないようで。


あたしの隣でグビグビと、ファンタを一気に飲み干していた。