彼の秘密と彼女の秘密



目が覚めると屋敷にいた。

「瑠璃は!?」

付き添ってくれていた嵐に聞く。


「大丈夫や。お腹の子も大事あらへん。」


それを聞いてほっとした。


部屋の外で瑠璃の気配がする。


「凛。入ってもいい?」

「いいですよ」