彼の秘密と彼女の秘密



「仕事はちゃんとしてますよ。
瑠璃が心配する事ありませんよ。
早く産まれてこないかなぁー」

「気が早いなぁー。
まだまだ先だよー?年末の大晦日に
産まれそうになったら笑っちゃうよね」

「瑠璃と僕の子だから、
あり得るかもしれないですねぇ」

凛は本当に嬉しそうに笑う。

たぶん、今が今までで、一番幸せだな。