僕は先にお風呂に入ってから、遊戯室に戻る。
瑠璃と嵐はカウントダウンの最中だ。

「瑠璃、もうお風呂の準備ができてますよ」

「ほんと?行ってくる」

「出たら、僕の部屋にきてください」

「yes.」

「何であいつ英語なんや?」

「さぁ...斎藤の件なのですが、瑠璃の事が薄々感づかれているようです。
まぁ、事務所の移籍もありましたからねぇ。僕と嵐で錦家へ話し合いに行きましょう。
ですが向こうも久賀の忍を雇っていない可能性はないとは言えないようです。
斎藤は桐谷と数名用意するそうです。斎藤が鞍馬家でも数名用意してくださればと。
もしできれば瑞貴さんがきてくださると頼もしいと...」

「わかった。今すぐこちらに来るように召集をかける。深夜までには来るだろう。
瑠璃には何て言って行くん?」

「今回は言わないで行こうと思うんです。最近心配事ばっかりですからねぇ」

「本当にそれでええんやな?」

「ええ。今回は。それに、手紙をおいていくつもりですからねぇ」

「そんなもんかなぁ」

「では僕は瑠璃を待たせているので」

「はいはい。俺はすぐ招集をかけるよ」