十人十色 (完)

私は無事に第一志望の高校に入学した。

ハルは、偏差値50ぐらいの高校。

リツは、55ぐらい。

ミキは、私と同じ学校。

かったるい入学式を終えて、教室に入ろうと思ったとき。

「おはよっ!」

後ろから声をかけられた。

聞き覚えのある声だけど、この学校には知り合いはいないはず。

不思議に思って振り向くと、


そこには私の一番見たかった笑顔が。


大好きな大好きな彼のすがたがあった。

「なんでいるの?
ゆいと!」