浅葱色に射す一筋の光


   
   
  慶喜「優輝菜、俺はもう徳川ではない」

  土方「どうすんだ!書き直せ!」

  優輝菜「あっ!そっかぁ!!!」
 
   優輝菜はボールペンの裏で徳川を消した

   全員「っっっ!!! 消えた!」 

   そしてまた一橋と、書き直した

  優輝菜「ある温度に達すると消える仕組みになっています」

     総司「筆と墨は……」

   優輝菜「私の時代ではもう使いません

   使ったことはあります。寺子屋で。

でも、凄く難しくて、字になりませんでした」

   古高「優輝菜にも出来ないことがあるのかっっっ!!!」

   優輝菜「……………………………………

    出来ない事のが多いからね…?」

      桂「例えば?」

   優輝菜「此の時代の読み書き…

    医術、英語、料理、洗濯、掃除

  未来で最低限、生きていける知識しかありません」

 坂本「じゃが、この時代では十分じゃ…」

  優輝菜「もっと勉強しておくべきでした」

  優衣「…………………私も~~~~~」

  西郷「儂等が知りたいことが答えられれば十分」

  優輝菜「ありがとうございます。私もまだまだ学ぶべき事が沢山あるので精進します」

    坂本「あぁ。気張れ!!!」

      ペコリ  頭を下げた

  古高「俺が手取り足取り…」

  優輝菜「結構!!!」と、手で制し
   
  優輝菜「何か古高…麻呂みたい…うっとぉしぃ!!!」


     古高「失礼な奴だな…」


    優輝菜「ありがとう」


     古高「誉めてねぇ!!!」


  慶喜「では……また会談を開く時は

      文で連絡を取り合おう」



      全「はい!!!」 





   ーーーーーーーーーーーーーー





  会談はお開きになり外は暗くなっていた

  みんなと別れ、私は土方と。

  総司は優衣と手を繋いで帰屯した。




   ーーーーーーーーーーーーーー




  優衣「…………………つ…疲れた……」


  優輝菜「疲れたの?優衣chan。

  今日はゆ~~~~~~~~~っくり

    寝なさい……ふふふふふふふ」


  優衣「何企んでるの?」ジト目の優衣


 優輝菜「何も? お腹空いた…早く帰ろ」




    ーーーーーーーーーーーーーー