優衣「っっっ!!! 優輝!その傷!」


   両肩にあるケロイド状の傷痕……


  優輝菜「左肩は刺された跡。

     右肩は撃たれた跡。 

     これは私の誇り!!! 

 優衣も此処で生きていくなら覚悟しな!」


  優衣「っっっ!!!お兄さんっっ!!」


  優輝菜「土方は関係ないから。それに…

 土方の脇腹の傷は私を庇って刺されたの。

  優衣も総司や新選組の盾になる覚悟を決めなさい!!!」


  優衣「……………………………………」


  総司「私はそんな事!望んでない」


  優輝菜「誰も望まないよ。そんな事…

  だけど、覚悟を持てないなら……

キツイ事言うようだけど帰った方が良い。

  優衣に此の時代は向かないって事! 

  見送る辛さも見送られる辛さも……

  苦しいからね……大事な人を失う辛さ…

  時には大事な人を殺めなければならない

  辛さも…優衣はまだ知らないから…」



  総司「……………………………………」


  土方「……………………………………

             まぁな…」


 優輝菜「この時代はそんなに甘くないよ!

  まっ!私も散々泣き叫んで暴れて

  逃げ出して……みんなに迷惑かけながらの

  成長だったんだけどね~~~~~~~」



  土方「……………大変だった……………」


  総司「何度死のうとしてる

   優輝菜を止めたか………………………」



  優輝菜「平和な時代に育った私には

     理解できなかった………」