砲撃班を狙う優輝菜。



    優輝菜「クソッッッ!!!

    人が虫みたいに殺されてる!」



  勝ち目が無いのに何故戦うっっっ!!!


   
  蝦夷まで戦い続けたら……歳が危ない…



      終わらせないと!




   ーーーーーーーーーーーーーー



 
     パン パン パン パン 


     パン パン パン パン


  土方「俺らも優輝菜んとこ行くぞ!」


 総司と土方は優輝菜のいる屋根へと走った

  

     土方「待たせたな!」



  優輝菜「ふっ!砲撃班倒して!!!

    此の場所も直にバレる!」


     総司「了解!」


     土方「おぅ!」


   優輝菜「優衣を幸せにしろよ!」


    総司「心得てます!!!」

  
   土方「早く抱きてぇだろ!!!」


  総司「もちろんです!」パン パン


  土方「良かったな!」パンパンパン


  優輝菜「はぁ。私の優衣chan…」 


    総司「煩い小姑ですね…」


  優輝菜「私の命ですから!!!」パンパン

 
  土方「この戦はどの位続くんだ!!!」


  優輝菜「あなたが死ぬまで!!!」


  土方「っっっ!!! 
  
     俺が死んだら終わるのか?」


  優輝菜「それは幕府軍としての史実!

        私が死なせない!」 


   土方「何故そうなるんだ?」


  優輝菜「あなたは戦い続ける…

  みんなが降伏しようとしているのに…
   
   あなたが聞かなかったから!

     パンパン…で、パン
 
    敵からの飛距離を計算して

  土方には届かない距離だったから 

    …………仲間だと思われる」 
 

  総司「仲間に殺されるんですか?」


 優輝菜「分かんない…でも、

 そう思われる。色んな説があるからね」


  土方「何でだろうな…」パンパンパン


  優輝菜「多分だよ?多分、近藤さんが

 最期に新選組を頼むって言ったらしいから

  …律儀に守ったんじゃないかな…でも!

  パンパン 鳥羽伏見の戦いで終わらせる!

  戊辰戦争までは持ち込ませない!!!」


    土方「何か策があるのか?」


  優輝菜「徳川慶喜も桂小五郎も

     西郷隆盛も坂本龍馬もいる!
 
      それでもダメなら……」


  土方「っっっ!!!何する気だ!!!」


  優輝菜「まぁ…見ててよ!!!」


  総司「死ぬ気じゃないですよね…」


  優輝菜「だから!そうなる前に

  手を打つってば!」パン パン パン パン


 土方「死んだら承知しねぇぞ!」パンパンパン


  優輝菜「分かってる!」パンパンパンパン 


  土方「見つかった!!!

  大砲がこっち向いたぞ! 退却!!!」



  私達は、屋根から飛び降り駆け出した