浅葱色に射す一筋の光





   屯所

  
  最近、泣く頻度が高くなった優輝菜。



  それと共に床擦れも始まっていた。



 みんながしょっちゅう体位を変えに来た。



  土方は膝の上に優輝菜を抱きながら


    仕事をする事もあった。



  総司 新八 左之 近藤 山南 武田

 烝 島田 平助は 優輝菜を抱きかかえて



 庭を散歩したり縁側に座ったりもしていた。

  

  土方「はぁ……痩せちまった……

     骨になっちまったじゃねぇか…」



   土方が滋養強壮の薬を口移しで



   飲ませているが、それももう限界



  土方「もう限界来てるぞ…

  本当に死んじまうぞ…早く起きろ…」




  優輝菜「…………………………………トシ…」



 土方「っっっ!!! 優輝菜、分かるか?

 
    俺だ。もう一回言って見ろ。


     トシって言えよ!!!」




  優輝菜「……………………………………」



   
   ペチ ペチ ペチ ペチ ペチ ペチ



 
  土方「起きろ…優輝菜…」ギュッ!




  優輝菜「(ポロ ポロ ポロ ポロ)」



  
  土方「ふっ!俺が分かるんだな?

   そんなに寂しいなら早く起きろよ…」




  優輝菜「……………………………………」