浅葱色に射す一筋の光






  土方「…悪いが…労咳になったら…翔は総司には近付かせねぇから…覚えとけ!」


 総司「…分かってますよ…私も嫌ですから」


  翔「いや……私は総司の部屋に移るから! 覚えとけ!」


  土方「イヤイヤイヤイヤ…だめだ!」


  総司「イヤイヤイヤイヤ…今夜からでも…」


  翔「ふふっ! ありがとー…」


  土方「…あ? だめだ!」


  翔「あ…いや…違うよ…聞いてくれてありがとう。  楽になった…」


  土方「…俺達は、んな弱ぇ人間じゃねぇって言ったろ?」


  翔「……みんな……ごめん。 本当は言うべきじゃないって分かってる。でも…」


  左之「……んな事…分かってるっつ~の!!! 気にしてねぇって」


  左之は翔の頭をポンポンっと叩いた


  土方「まずは…平助…悪いが…鈴木大蔵とか言うお前の師匠は…」


  平助「…分かってる…俺もそうだけど、山南さんも近藤さんも…なんて…ヤだからな…」


  翔「…幕臣…なりたかったんじゃない?」


    みんな「……まぁな……」


    翔「………ごめん………」


  土方「……違う形でデッカくなってやるから心配すんな…」


   土方はギュッと翔を抱き締めた


  翔「…会津も…薩摩と手を組めば良いのにね…」


  土方「……そんな簡単じゃねぇよ…」


  新八「だよなぁ~~~~」


  翔「池田屋事件で新選組は殺しすぎるから…長州からは目の敵にされるからなぁ~」


  土方「………どうすっかなぁ~」


 翔を抱き締めたまま後ろにひっくり返る土方…

  翔「……この体制……非常に苦しい…」


  総司「…こっちおいで?」


  と、翔を引っ張る総司…


  土方「何すんだよ…俺のもんに…」


  総司「ふふふふふ…隙を見つけたんで…」


      チュッ!!!


 翔に口付けた総司に土方は拳骨を落とした


  土方「……今すぐ逝くか?」


  袖でゴシゴシ翔の口を拭き、上塗りのkissをした土方…



     ガゴンッッッ!!!



  土方「てめぇが一番隙だらけなんだ!」


  翔「ってぇ~~な!良いんだよ!私はみんなの物…ちゅ~事で…みんなが平和になれば…」


     ガゴンッッッ!!!



  土方「ほぉ?もういっぺん言ってみろ」


  翔「……総司……」 チュッ!!!


    翔はダッシュで逃げた…