優輝菜は朝から縫い物中…


  お昼には出来上がり晋作の部屋へ…

   翔「おぃ!……晋作!!!」

  部屋に入ると晋作と麻呂が話してた

     晋作「なんだよ」

     翔「…これあげる」

    晋作「何だ?これは…」

  翔「これはマスクと言って…病気を防ぐもの…」


   晋作「俺は病にかかるのか?」


  翔「夜…寝汗が酷かったり微熱続いてたり…咳が出てたりしないよね…」


      晋作「…あぁ」


  翔「良かった。出掛けるときは必ず付けて出て…必ず…」


    麻呂「…俺にはないの?」


  翔「…マスクはなしの刑ですが…何か… 

   晋作…気を付けないと死ぬから…

      絶対外すなよ………」


  晋作「敵の俺に生きて欲しいのか?」



  翔「私は、新撰組が好きなだけで

 佐幕派とか倒幕派とか、どぅでもいい。

  はっきり言うと長州側にも尊敬する人はいる。

   まずは…なんといっても坂本龍馬。

高杉晋作。吉田稔麿。中岡慎太郎…桂小五郎」


    晋作・麻呂「っっっ!!!」


 翔「…もしさ…戦しなくても世は変わるって分かってたら…戦しない?」


    晋作「…どう言うことだ」


  商業の面で…あなた達が動かなくても勝手に世は変わるんだよ… 


  翔「長州は戦で勝って何がしたいの?日本の頂点にいたいの?桂小五郎が…変えてくれるよ…彼は…戦をしないで変える。

  あんた達は? 無駄な死を招くだけ…

   幕府を落とすだけじゃ駄目なの?」


  麻呂「……………………………………」


  晋作「外国から植民地にされないためには強くなければならないだろ」


 翔は烝に話した第二次世界大戦の話をした。


  翔「日本は同盟軍であるメリケンを裏切って攻撃したにも関わらず…日本を許し、尚も同盟を結んだんだよ…」