龍馬「何処行くんじゃ…今のおんしは…野垂れ死ぬか斬られるだけじゃ…」




  優輝菜「……………………………………」

  ポロポロポロポロポロポロポロ…………………




  優輝菜「なん…何なんだよっっっ!!!

     何処だよ!!! 此処はっ!」





  龍馬「……………………………………」

    後ろから抱き締める龍馬…



        チャキ…



  ?「今すぐその娘を離しなさい…」


    龍馬の首に充てられる刀…


   ゆっくり振り向くと…羽織り…


   無表情のまま、剣先を触る優輝菜
     
      親指が少し切れた


   優輝菜「…ほ…ん…も…の…」


  ?「翔!大丈夫ですかっっっ!!!」


   優輝菜「…翔???ん?」


   龍馬「…スマンが…このオナゴは優輝菜じゃ。人違いでは?」


   ?「…碧野優輝菜…ゼファーを愛する者…違いますか?ゼファーなら此方にありますよ?おいで?」


   優輝菜「っっっ!!!ゼファー!」


   龍馬「お主は…新撰組…沖田総司」


   総司「いかにも…」

   
   優輝菜「…沖田総司…わぁ~!!歴史上人物だぁ!!!すげぇ!!!格好いいね…

   モノマネ芸人でも嬉しいっっっ!!!」


   総司「…私を知らない?」


   優輝菜「そりゃ知ってますよ!天才剣士…と言えば…ね!」


   総司「…翔は…?」


   優輝菜「…翔は、私の総長です。此処に翔がいるんですか?」


   総司「……………………………………」


   今にも泣きそうな総司…


      パン パン パン


 私が沖田総司の頭を撫でようと手を伸ばしたら…  数発の銃声音…


  優輝菜「この時代に…ピストルを持っているのは…あんた…と…たか…ムゴッ!」


   龍馬に口をおさえられた。


 沖田総司が銃声音の方に気を取られてる間に…龍馬は私を担ぎ、走り出した


  優輝菜「っっっ!!! 離せ!!

 ゼファーがぁ~~~~~~~~~!!」


  総司「っっっ!!!…待ちなさい!!!」


     追いかけっこかよ…


  龍馬「…此処にいるんじゃ。奴を撒いたらすぐに来るから…」


  と、建物の陰に私を隠す龍馬。