気を取り直して芹沢さんにお酌を始めた

 
  翔「…笑わないで下さいよ~!!」


芹沢「こんな余興は初めてだ…ゲラゲラ」


  翔「…失礼ですね…私もこんな重いもの背負ったの初めてです…重くて背が縮みそうです…」


土方「…少し縮んでもお前は平気だ…」


  翔「…もぅ…脱ぎたい…」


  芹沢「おいおい…冥土の土産だ…楽しませろ!!」


  翔「…はい。心得ております…楽しんで下さいね…」





   芹沢は知ってるんだ…。



    この後、死ぬことを…




  翔「近藤さんもどうぞ…」


  近藤「あぁ。ゴホンッ! すまない」


      トクトクトクトク


 近藤さん…お猪口…震えてる!震えてる!


  翔「土方さんもどうぞ…」


   土方は終始笑ってるし…


  翔「笑いすぎです!!!」


  土方「…スマン…ゲラゲラゲラゲラ」


翔「………………………………おぃ…」


土方「……無理だ……ゲラゲラゲラゲラ」


私は土方を無視し、総司の前に座った…


翔「…お酌は…必要なさそうですね」


総司「待って下さいよ~!!お願いします」


   と、お猪口を突き出した。


  
   ぷるぷるぷるぷるぷるぷる



翔「…こぼれてますよ…」と、睨む。



総司「…ゲラゲラゲラゲラ…ゲラゲラゲラゲラ」


    翔「…殺しますよ?」


 総司「す…すみ…ゲラゲラゲラゲラ」



     バコンッッッ!!!



  頭を思いっきりひっぱたいた。