空夢side×××


しーながあたしは要らない子供なんだって言って一瞬俺は戸惑った。


同い年の子が普通こんなこと言わない



家族がどうだの友達がどうだの


俺には理解できないことばかり聞かされた気がする

だって、俺には友達もいて家族も暖かくて、まさに幸せなんだよな。


でもこいつは違う、俺もは正反対なんだ


俺はどう受けどればいい?


またやり直す?



いや、違うこんなんじゃ、またおんなじことの繰り返しなんだよな…


しーなは自分を責めすぎてる…だからこそ救ってやりたい


自分のこの顔がいけないんだって言い張って。


お前は十分可愛いんだっつーの。



最初こっちに来た時にみたあの綺麗な真っ黒の目


人間離れした顔立ちの良さ。


肩に着くぐらいのストレートの髪の毛。



ドキッてした



なんでこんな子をいじめるのか聞きたいくらいで。






俺は、決めた



こいつ、しーなを助けたい


待ってろ、助けてやるから


お前の話もっと聞かせろよ?




約束……だからな……






空夢side×××××