どっかりとベンチに腰を下ろす。
私は携帯の電源を落とすと、ただボーっと空を眺めた。
思えば最初は天国、最後は地獄の高校生活だった。
先生と再会出来た事、大事な友達が沢山出来た事……色々な思い出が、頭を駆け巡る。
何だか疲れちゃったな……
そう思いながらボーっとしていると、空はあっという間に暗くなっていった。
辺りが完全に暗くなった所で、私は時間を見るために携帯の電源を入れた。
時間はもう6時過ぎ。
着信履歴は母からのもので埋まっていた。
ボーっとしながら履歴のページをめくっていく。
不思議な事に5時を過ぎた辺りで、母からの電話はピタッと止まっていた。
あーあ…やっちゃったー…なんか色々と大変な事になってるんだろうな…
そう思いつつも、まったく家に戻る気が起きない。
なんとなくそのまま無心で履歴をめくり続けていると、最後の方で関岡先生の名前が出てきた。
それを見て、指が止まる。
先生とはあの日以来、連絡を取っていない。
メールが来ることも、こちらから送ることも無かった。
ふと、先生の言葉を思い出す。
【人って結局、いつかは自分から離れていくじゃないですか…】
離れないと決めたはずなのに、私は簡単に先生から離れていった。
その時は本気で離れないと思ったはずなのに、結局は先生の言うとおりになっている。
先生の悲しそうな顔が、思い浮かんだ。
私は携帯の電源を落とすと、ただボーっと空を眺めた。
思えば最初は天国、最後は地獄の高校生活だった。
先生と再会出来た事、大事な友達が沢山出来た事……色々な思い出が、頭を駆け巡る。
何だか疲れちゃったな……
そう思いながらボーっとしていると、空はあっという間に暗くなっていった。
辺りが完全に暗くなった所で、私は時間を見るために携帯の電源を入れた。
時間はもう6時過ぎ。
着信履歴は母からのもので埋まっていた。
ボーっとしながら履歴のページをめくっていく。
不思議な事に5時を過ぎた辺りで、母からの電話はピタッと止まっていた。
あーあ…やっちゃったー…なんか色々と大変な事になってるんだろうな…
そう思いつつも、まったく家に戻る気が起きない。
なんとなくそのまま無心で履歴をめくり続けていると、最後の方で関岡先生の名前が出てきた。
それを見て、指が止まる。
先生とはあの日以来、連絡を取っていない。
メールが来ることも、こちらから送ることも無かった。
ふと、先生の言葉を思い出す。
【人って結局、いつかは自分から離れていくじゃないですか…】
離れないと決めたはずなのに、私は簡単に先生から離れていった。
その時は本気で離れないと思ったはずなのに、結局は先生の言うとおりになっている。
先生の悲しそうな顔が、思い浮かんだ。

