「OK、それならいけるね。もう帰っていいよ。」
店長はそういうと、またさっき出てきた部屋に戻っていった。
ヘラ男が嬉しそうに近づいてくる。
「いや~よかったね!あ、もう服は着ていいよ。家まで送るね。」
私はまた、そそくさと服を着た。
「早苗さん、来週卒業式っすよね?終わったら連絡ください。待ってますから。」
私を家の前で降ろすと、ヘラ男はそう言った。
私は返事をせずに車のドアを閉めて、さっさと家に入った。
「おかえり早苗~♪どうだった~~~??」
上機嫌で話しかけてくる母を無視して、足早に部屋に戻る。
久しぶりに部屋に鍵を掛けると、私はベッドに突っ伏した。
母がまた、わざわざ私の部屋の前まで来てギャーギャー叫んでいる。
私は鬱陶しくなって、MDのイヤホンを耳に付けた。
もうこのまま消えてなくなっちゃいたいな…
ひたすらそんな事を考えながら、目を閉じた。
卒業式が終わる。
当たり前のように、母は出席しなかった。
友人達は皆、泣いていた。
式が終わってすぐに少しだけ懇親会のようなものが予定されていたのだが、私はそれに出る事無く高校をあとにした。
家に戻るのがなんとなく嫌で、あてもなく街中をブラブラ歩く。
街の賑やかな喧騒が耐えられなくて、私は人気の少ない小さな公園に向かった。
その公園は地元では有名な心霊スポットで、街を一望出来る綺麗な場所なのに、普段から誰も近寄ることが無かった。
店長はそういうと、またさっき出てきた部屋に戻っていった。
ヘラ男が嬉しそうに近づいてくる。
「いや~よかったね!あ、もう服は着ていいよ。家まで送るね。」
私はまた、そそくさと服を着た。
「早苗さん、来週卒業式っすよね?終わったら連絡ください。待ってますから。」
私を家の前で降ろすと、ヘラ男はそう言った。
私は返事をせずに車のドアを閉めて、さっさと家に入った。
「おかえり早苗~♪どうだった~~~??」
上機嫌で話しかけてくる母を無視して、足早に部屋に戻る。
久しぶりに部屋に鍵を掛けると、私はベッドに突っ伏した。
母がまた、わざわざ私の部屋の前まで来てギャーギャー叫んでいる。
私は鬱陶しくなって、MDのイヤホンを耳に付けた。
もうこのまま消えてなくなっちゃいたいな…
ひたすらそんな事を考えながら、目を閉じた。
卒業式が終わる。
当たり前のように、母は出席しなかった。
友人達は皆、泣いていた。
式が終わってすぐに少しだけ懇親会のようなものが予定されていたのだが、私はそれに出る事無く高校をあとにした。
家に戻るのがなんとなく嫌で、あてもなく街中をブラブラ歩く。
街の賑やかな喧騒が耐えられなくて、私は人気の少ない小さな公園に向かった。
その公園は地元では有名な心霊スポットで、街を一望出来る綺麗な場所なのに、普段から誰も近寄ることが無かった。

