卒業式が終わり、どこか寂しさのある教室に戻る。
席に座ると、隼世くんはさりげなくあたしの隣に座り頭を撫でてくれた。
「……ありがとうです…っ」
「あんまり泣いたら目腫れるぞ」
「隼世くんは……悲しくないの?」
「ん~……そりゃあ悲しいけど、俺が泣いてちゃダメだろ」
「いいですよ。泣いても」
「泣かねぇよ。茉璃慰めるので精一杯」
意地悪そうに笑っても、撫でてくれる手付きは優しい。
そうゆうところを益々好きになる。
あたしはずっと隼世くんに恋してます。
「ちょっと~!茉璃何泣いてんの!」
「あ、玲菜ちゃん!」
カメラ片手に、ニヤニヤ顔で恭平くんと手を組んで教室に入って来た。
ラブラブ感たっぷり伝わります!
「茉璃さ、隼世くんと撮った?撮ってないしょ!ほら並んで!」
「ありがとう!玲菜~♪」
「今はあたしじゃなくて、隼世くんよ!はい、チーズ♪」
ピースして二人で撮った写真。
泣き顔だよ~……あたし。
写真だから、もっとかわいく写りたかったのにな……。

