二人で勉強するのは数学。
隼世くんは次のテスト範囲の数学で、あたしは受験勉強の応用問題。
テスト範囲は、隼世くんのためにバッチリにして来ちゃいました!
「あ~……なんで数学ってこの世に存在すっかなぁ」
「必要性分かりませんよね。でも、学生の今必要なので頑張りましょ?」
「就職したらぜってー三角形とか、角度とか使わねぇよ」
「………ですよね」
うぅー……隼世くんの言ってること妥当過ぎて言い返せないじゃないですか!!
勉強開始20分ですでにあきた様子の隼世くん。
コーヒー牛乳のストローをカミカミ。
そいえば………カミカミする人って甘えんぼって聞いたことあるけど本当ですかね?
「隼世くんて……甘えたさんですか?」
「俺?どーだろ……。茉璃のが甘えたじゃね」
「そうかもですけど~……」
「でも、茉璃限定で甘えたかもな」
ふわっと優しく笑った隼世くん。
ものすごーく隼世くんが、かわいく思うのですが!!
「つーか、早く数学教えろ!全く分かんねぇ!」
「は、はい!お、教えますからっ!」
あと、イライラしてる時に人間って噛み癖出るって言いますよね。
かわいい隼世くんを返して下さい!

