朝から楽しみでルンルンな水曜日!!
今日は、隼世くんと放課後お勉強デート♪
楽しみで楽しみで仕方なくて………。
「茉璃、朝からニヤニヤし過ぎ」
「だって楽しみですもん!隼世くんは楽しみじゃないの?」
「だって勉強だぜー?嫌いなこと楽しくねぇよ」
「そうですかね~?」
放課後、肌寒い渡り廊下を歩き久しぶりの自販機へと行く。
あたしと隼世くんを結ぶキッカケとなった大切な場所。
校内なのに堂々と手を繋ぎます!
「奢ってやるから好きなの選べ」
「いいよ!そんなの悪いですから!」
「彼氏らしいことさせてくんない?」
「………ほんとにいいの?」
「いいって」
んーっと………じゃあ、これ!
あたしは冷たいミルクティーを指差した。
ゴトっとペットボトルの落ちる音。
今日のミルクティーはいつもよりとても美味しく感じます。
「ありがとう隼世くん!」
「それなりのお返ししてもらうから、気にすんなって」
「気にします!」
意地悪な笑顔を浮かべた隼世くんは、コーヒー牛乳。
よし、勉強頑張ろう!

