海を出た茉璃は、砂浜で砂触って遊んでる。
それも結構真剣に。
山みたいの作ってる。
「何作ってんの?」
「プリン!」
「は?プリン?」
「今、とてつもなくプリン食べたい気分なので作ってます」
「ぐちゃぐちゃですけど」
「だってバケツないもん!」
そんなにプリン食べたいなら、帰りにコンビニ寄って買ってやろ。
ペタペタ砂に触って、プリンプリンうるさいぐらい。
恭平達がやっと海から上がって来て、帰る準備をしたのは夕方。
俺は茉璃の手を繋いで家に帰る。
璃玖は今頃、鈴夏と泊まり出来てるかなー?
「隼世くーん。お腹空きました」
「空いたな~。茉璃なんか作れよ」
「あたしですか!?」
「プリン買ってやるから」
「頑張ります!」
二人で寄ったスーパー。
買い物カゴを持つ俺を引っ張って真っ先に向かったのはプリン。
「プリン……。1個?」
「はぁー……食べられるだけな」
「やったー!」
大きめのプリン3個買わされた。

