俺様不器用男子の甘い愛情




しばらく元気に遊んでた茉璃だけど、疲れてきたのか静かになる。


体力の無さ滲み出るな。


そろそろ海から出してやらなきゃ。



「茉璃。海出るか?」

「うん!出ます!……くしゅっ」

「寒いの?」

「少しだけ……。あ、でも全然大丈夫です!」

「全然大丈夫じゃねぇだろ」


鼻を啜る茉璃の手を引っ張って早めに海を出た。


なんつーか、ほんとに守ってやりたくなる存在なんだよ。


かわいくてしょうがない。



「なぁ、茉璃」

「はい?」

「今日俺んち泊まんね?」

「あ…えっと、気持ちは嬉しいんですけど着替えとか無いので……」

「いいよ。俺の貸す」


それに今日は絶対に泊まらせないと、後々俺が怒られるっつーの!


「じゃあ……お泊まりしたいですっ」


一安心……。


これで怒られなくてすむ!


璃玖に。


お姉ちゃんに秘密で彼女と泊まりしたいから……って意外と男な面あって安心だ。


ただのシスコンじゃねぇな。