【隼世side】
日に焼けた俺の腕と、日焼けを知らないような真っ白な茉璃の腕。
手を繋いで入ってくのは海。
泳ぎが苦手でワンピース姿の茉璃のために、ほんと浅いとこ限定。
くるぶしほどの深さ。
「ヤダ!もうこれ以上はこわいです!」
「大丈夫だっつーの!手繋いでるじゃん」
「絶対に離したらダメですよ!?おふざけ禁止ですからね!」
「分かってる。離さねぇよ」
安心したように力が抜けて、水をパシャパシャ。
あっつ………。
さすがに無理矢理深いとこ連れてくのは可哀想だし……
茉璃のために浅いとこで我慢。
「涼しいですね~!海来れてよかった」
「玲菜ちゃんから連絡来てさ。4人で海行かないかって」
「やっぱり玲菜が……」
「なんかあったの?」
「ううん!何もないです!」
俺から誘いたかったってのが本音。
玲菜ちゃんの方が早かったな。
だけど、茉璃の喜ぶ顔見れたからいっか。

