俺様不器用男子の甘い愛情




別れてから特に何もなく1週間が経った。


茉璃と付き合ってる時に比べて、かなり生活が変わったと思う。


一番デカイのは茉璃がいないことだけど、その次に変わったこと。



「ずっと……好き、だったんだけど……付き合ってもらえる?」


今週8回目の告白。


相手は読者モデルをしている美人部類の女の子。


昔の俺なら即オッケーしてた。


けど今は誰とも付き合う気にならない。


「ごめん。今彼女とかいらないから」

「どうして?まだ、元カノのこと引き摺ってるの?」

「……さぁ?」

「またリベンジしに来るからいいもん」


いやいや、コッチが迷惑なんです。


告白されても嬉しくない………。


女は茉璃だけで十分だ。



おもむろに部室に戻ろうとすれば、今度は恭平の声。


「隼世ー!部活終わりに第一体育館裏来てだって!」

「相手はどこの誰?」

「隣のクラスの女の子。あ、ほら!あの女の子だよ!」


恭平が指差す先を見ると、テニスボール抱えた小柄な女の子。


かわいらしい。


男子テニス部のマネだ。



付き合う気なんて一切ないけど。