俺の腕に抱きついて離れない放課後、茉璃を連れて図書室に来た。


ここなら誰もいないから、二人だけの空間になれるじゃん。



ふわふわ笑ってずっと俺をチラチラ見る。


ほんとに最近、かわいすぎて困るんだけど…。


「なぁ、煽ってる?そのかわいさって、わざとなわけ?」

「へ?……普通だと思うんですけど…」

「今だってそう……」



潤んだ目で俺を見上げてるから、こっちも我慢出来ねぇよ……。


壁に追いやって逃げ場なくしてやった。


それから、軽くキス。


どうしよ………ほんとに、茉璃がかわいすぎて余裕なくなる……。



「やっ……隼世くんっ……ここ、学校ですからっ………んっ」

「誰も来ないから大丈夫だって……」

「意地悪……」

「ありがと、茉璃ちゃん」


角度を変えて深くキスすれば、だんだんと腰が砕けるコイツ。


腰を支えてやれば、ビクッと反応して。


待って。


これ以上は俺の理性が崩壊するわ……。