俺様不器用男子の甘い愛情




冷静に気付くなんて隼世くんすごいよ……。


ネコちゃんかわいすぎて何も考えてませんでしたね。


「隼世くんすごい!なんで分かったの?」

「男のアレが付いてないから。じーちゃん家にネコいるから分かる」

「へ~。ごめんね、ネコちゃん」

「ニャー」


再度、ネコちゃんを撫でてみる。


かわいいっ。


あたしがネコちゃんを撫で撫でしてれば、隼世くんもあたしを撫で撫で。


「ネコに浮気かコノヤロ」

「まず、ネコちゃんは女の子なので浮気じゃないもん」

「言い訳するなら、その口塞ぐぞ」

「ネコちゃん相手だよ~?んっ……」



突然触れた唇。


少し冷たくて、でも頬が一気に熱を持つ。


ネコちゃんばっかり構い過ぎたらダメみたいです……。


唇が離れると目を合わせて囁いた。


「お前の彼氏は俺」

「う、うん……。あたしの彼氏は隼世くんですよ」

「分かってんじゃん」


どうしよう………。


ネコちゃんに嫉妬とか、隼世くんかわいすぎですから!!