俺様不器用男子の甘い愛情




苦しそうな表情とか、イチイチかわいい姿を見てたら我慢も限界。


もう、このまま流れに乗っちゃっていいかもしんない。



「茉璃。いただきますしていい?」

「て、丁重にお断りします……」

「嫌だったら後で殴るでも蹴るでも好きにしろ」

「ふぇ~!?こっ、断りましたよねっ!?」

「ごめん。聞こえなかった」

「嘘つき!……んっ」


茉璃は俺の下で、かわいい声で鳴いてくれてればいい。


触れれば触れるほど、びくっと過剰反応。


体力のなさが分かるくらいに息も荒い。


イジメ過ぎた?


いや……でも、ほんとはもっとイジメたい。



「こっ、恐い……。ツライです…。赤ちゃん出来たら……」

「その辺、お前の弟にキッチリ言われたから大丈夫」

「不安だから……キスして下さい……」

「茉璃からしてみ?」


冗談混じりで言ったものの、軽く触れた震える唇。


「俺の手……掴んでな。で、嫌なら我慢しないで言うこと」

「うんっ」


ぎゅっと強く掴まれる手が愛しい。