茉璃から離れて試合時間ギリギリに控え室に戻った。


試合は前後半とも、そこまで苦戦しないで勝利~。


璃玖は終了後すぐに鈴夏のとこ走ってて、抱きつく。


やっぱ彼女がマネージャーっていいな……。


でも前に、勉強の方優先するからーって言ってたし無理か。


茉璃不足!!



「お疲れ恭平!今日もカッコよかった~♪」

「ありがとう、玲菜。頑張ったかいあったよ」


恭平と玲菜ちゃんって、短期間しかないのに仲良すぎる。


彼女は不特定多数だった恭平を落とすくらいだから当然かな。


「お疲れ様でした!隼世くん、シュート決めてましたね」

「一応、スタメンだしな」

「カッコよかったです!大好きです!」

「あっそ。ちょっと黙って……」



茉璃の顎をくいっと上げて、ぷっくりしたピンクの唇にキス。


リップの味………。


「来てくれてありがと」

「ううん……。へへっ……呼んでくれてありがとう!」

「これで満足?」

「とっっても!!」



笑顔で言う茉璃に一安心。


今度はどうやって笑顔にしてやろうか。