あたしの彼氏は素直なのか不器用なのか、不機嫌なのか………
今日は一段と分かりにくいです!
連れて来られたのは使用禁止の教室。
「ここダメだよ!先生来たら怒られちゃうし……」
「いんだよ別に。余計なの来ないから」
「そ、そうなの……?」
あたしの問いかけにシーン。
むぅ~……隼世くんに無視させるの嫌です!
ピンクのメイド服をひらひらさせて隼世くんに見せる。
「隼世くん、どうかな?丈短いのが気になるけど……」
「そろそろほんとに襲っちゃうよ?」
「へっ?」
「だーかーらーお前無自覚過ぎんの。すっげーかわいいから俺もヤバイ」
「か、かわいい……。ありがとう!」
恭平くんに言ってもらえたのも嬉しかったよ?
でも彼氏の隼世くんから言われると、もっと嬉しさ倍増ですっ!
あたしが笑って見上げると、顔を赤くしてぷいっと逸らす。
もう……。

