俺様不器用男子の甘い愛情




璃玖が部活内で相当、隼世くんのこと困らせてるみたいだし今日お話しよう。


あたしのことで部活に支障が出たら嫌。


それに、隼世くんすごくいい人だから璃玖にも知ってほしい。



そう思いながら家で待ってると夜8時。


璃玖が部活から帰宅。


「おかえり!璃玖!」

「……たっ、ただいまお姉ちゃん…!」



璃玖の様子が変?


すごく焦ってるとゆうか、落ち着かないとゆうか……


とにかく璃玖らしくない。


姉弟だからすぐに分かる。



「璃玖。なんかあったの?」

「お姉ちゃん……どうしよう……」

「どうしたの?あたしが聞くよ」

「俺……絶対どうかしてる!」


常にニコニコ笑顔の璃玖から考えられないほど、深刻そうな顔。


すごく心配になります……。


リビングのソファーに座った璃玖の隣にあたしも座った。


「お姉ちゃん……俺ね、ある女の子を見るとすっごい心臓ドキドキして目線すら合わせられなくなるんだ。挨拶するので精一杯って感じで………変だよね!?」