「闇猫ですか?」 「ああ。」 そうしたら桔梗がクスリと笑い 「団長は随分闇猫にご執心なんですね。」 「世界一の殺し屋なんだ。この手で捕まえたくもなるだろう。」 俺はニヤッと笑うと桔梗は苦笑いをして 「頑張ってくださいね。」 と言って団長室を出て行った。 「ご執心…ね。」 俺が闇猫を追うことと捕まえる事は伝えてある。 そう言うと俺は自分の能力を使ってこいつの過去を見てみた。 俺は人間ではない。 ヴァンパイアの血が流ている。