闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


なんてここ一週間ずっと考えていた。


縁側に座ってずっと考えていた。


「翠ちん。そろそろ何か口にしないとたとえキメラでも持たない。」


「そう言ってもね。七彩。食べても戻しちゃうの。どんなに食べてもすぐに吐き出しちゃうの。食欲がないの。どうすればいいのかな?」


この部屋にはお兄ちゃんが毎日来てくれる。


それはうれしい


でもそのお兄ちゃんでさえも本心ではとても怖い。


怖くて怖くて仕方ないの。


「ねぇ。七彩。」


「なに?翠ちん。」


「私って何のために生きてるのかな?私ね。お兄ちゃんに言われたの。“お前のせいで両親が殺されたんだ”ってね。」


「でもその翔は本当の翔じゃなんでしょ?」


「そうかもしれない・・・けどもうわかんないよ。」


「・・・・・・翠玉。両親のこと聞きたいか?」


「え?」