闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる



突如響いた声と銃声に驚いていると体は動くようになっていて目の前にいる胡乱は胸を押さえ後ろを見て



「この声は・・・七彩か・・・!!」


胡乱から距離を置き先ほどの声の方を見ると憐が恩師としていて俺とも交流のある樋口さんが胡乱の方に銃を向けていて、その肩には憐が助けに行った黒条翠玉の片割れの七彩だった。


「今撃ったのは正真正銘の銀の弾丸よ。それに聖水でちゃんと清めておいたとっておきのね。」


「このくそがっ!!」


胡乱は力を無くし地面に膝をつけた。


樋口さんは銃口を胡乱に向けながら近づいていって。


「残念だったよ。佐久間 恭介(さくま きょうすけ)。おれがいたときまでは優秀な研究者だったのにいつの間にこんな哀れなことになったんだ?今のお前よりもあの時の方が純粋に輝いていた。」


樋口さんは胡乱の過去をしているのか?


「ここまで堕ちたのはあの黒条総一郎のせいか?」


七彩も胡乱に聞いたら胡乱は苦しそうに顔をあげ


「あの場所から逃げ出したお前たちに言われたくない。この裏切りどもが。」


(裏切りって・・・樋口さんはあの研究所の研究員だったのか?)