連れていかれたのが国会議事堂の総理大臣の書斎室だった。 その部屋の前まで行き使用人が ーーーートントントン 「総一朗様。暁様、死火様をお連れしました。」 『入れ。』 中からお父様の声が聞こえて使用人は扉を開けて死火ちゃんを抱えた私を中に入れてから出ていった。 中に居たのは窓の外を見たお父様と机の近くにもう1人いた。 (あの研究所の最高責任者の九条 稜牙か。) 九条 稜牙 先刻に宣戦布告してきた九条 憐の父親だ。 この事は九条 憐は知らないだろう。 ましてや父親が生きていることでさえ。