そうだったのか。
「それは翠玉は知ってるのか?」
「いいえ。知らないわ。だからあの子には偽りの記憶を与えるわ。そしてもう一度あそこへ連れていく。
今度こそ、あの人の計画を成功させるの。貴方達は分らないかもしれないけど貴方達二人には元々私達には無いものが血液の中に入っていた。
そのなかでもあの子は不可欠なのよ。だから邪魔しないでね。」
暁が立ち去ろうとして歩き出すと俺は暁に駆け寄って行き
「待てよ!?暁!あいつをどうする気だ!」
腕を掴もうと触れたがそれは幻像だった。
『あの子はこれからの世界を変えてくれる大事な材料なの。あの子がこの腐った世界を変えてくれるの。そして、世界を平和をさせるの。』
暁は声だけを残して姿を消してしまった。

