あ、そう。 『その口ぶりだと七彩は最初っから分かってた見たいね。』 『当たり前。だってわっちは…』 『七彩。そんなに自分を卑下しないものよ。そろそろ来る頃じゃない?』 確かに廊下の奥から二人の男の声が聞こえた。 『仕方ない。後は兄貴の翔に任せよ。』 『『ラジャ。』』 何も起きないと良いけど。 『一応わっちは外に出てる。』 『わかったわ。』 『ラジャ。』 ここまで来ていた黒猫のチチ(翠玉の飼い猫)にもっかい戻った。