その時の憐の顔は憐れみに満ちていた。 『ねぇ。憐の親は拉致られたって言ってたけど名前は?』 「母親が九条 恋華(クジョウ レンカ) 父親が九条 稜牙(クジョウ リョウガ)だ!」 『!!!!!!!!』 まさか!そんなはずが! 『ほ、本当なの?母親が恋華?父親が稜牙?』 「?ああ。そうだが。」 だとしたら………… 『憐。』 「何だ。いきなり声が真剣になって。」 窓はわずかに空いていてそこから光が差し込んでいた。